拝啓 天敵さま

もしかしたらこのページを見ているかもしれない

かつての「天敵」さまに・・・


あなたとの思い出は

終わりの悪さから

苦いものとなってしまいましたが


私はあなたのことを忘れてはいません。

あなたは私のことを「忘れた」と言いましたが

私はあなたのことを決して忘れてはいません。


いつのまにか

あなたの名前を口ずさんでいます。

しばしば

あなたの姿が

夢枕に立つことががります。


教えてください。

「忘れた」といって

あなたは忘れることができたのですか?


教えてください。

「忘れた」のであれば

どうしてあなたはここに来るのですか?


もう一度 奇跡が起きて

あなたと言葉を交わすことができたら

私は

私と似ているようで似ていなかったあなたに

優しくしたいと思ってます。


実は それだけが 心残り です。


叶わないから奇跡なんでしょうけどね。


それでは ごきげんよう。


敬具




*これはフェクションだと思った方にはフィクションだし

そうでないと思った方にはノンフィクションです。

つまるところ

私にも良くわかりません。


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